Representative eyes 02

俵山
※注・2009当時に綴られたものです。
私は草千里89の翌年1990年から九年の間、ティーブレイクミーティングと云う名の下、8月の最後の日曜日、草千里駐車場に集っていました。
その実、草千里99の広報活動だったりしたのだが。。。
当時は、金曜日の夜大阪をフェリーで発ち、土曜日一日を移動&ツーリング。日曜日朝に草千里99広報活動たるティーブレイクミーティングを行い、一風呂浴びて夕方大分へ戻るなんてパターンを続けていたため、ほぼ強行スケジュールで阿蘇の目新しいところなんて殆ど興味が無かった。。。と、云うか、考えられなかった。
そんな中、草千里99が近づくにつれ、8月のティーブレイクミーティング以外に度々阿蘇へ行く事になった。
小国の蕎麦。高森の田楽・地鶏。あらゆる場所にある温泉。ようやく、阿蘇の一端を垣間みる余裕が生まれた様な気がした。
余裕が生まれると、走るルートも毎回変えてみたくなるのが、ライダーと云うモノだろう。
大観峰すら行った事が無かった私の頭の中にある「外輪山」と云うのは、国道57号の西と東しかなかったのだが、草千里99のポスターや告知チラシの制作のため、ロケーションの良い場所を求めて、北はミルクロード、南は白水や久木野など、温泉やおいしいご飯を求めながら「絵」になる場所を探し求めていた。
ある日のこと、南阿蘇から混んだ57号線へ出るのが億劫になっていたからだろうか、
きっかけは、そんなものだったと思う。
走ってゆくうちに上っていった。そんな感じだ。
山の上には小さな駐車場があった。一服がてらバイクを留めてみた。

The・外輪山。

本当にそう感じた。
大観峰の景色もまた素晴らしいけど、俵山から見る阿蘇は、盆地がUの字に見え、「外輪山」の上に居ると云う事を実感させてくれる。
何よりも、阿蘇と云う割にはバイクが少なかったのが、気に入った一つの理由かもしれない。
元来のヒネクレ屋な私は、皆がカツ丼と云えば天丼、東へ行こうと云えば西へ、ってな具合に、皆が大観峰って云えば、別の場所で良いところは無いかな?と
そんな、俵山も十年前には無かったトンネルが開通し、便利になったのは良いのだけれど、あの景色を眺めることなく阿蘇へ入るのもまた少々寂しい気がするのは私だけだろうか?
バイクと云う機動性を生かして、たまにはトンネルを使わず見に行って見たいと思う。
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